2010年2月22日月曜日

携帯電話と電子書籍の動向2010 その1


別に携帯電話が好きというわけではないけれど、
今後の電子書籍等の動向を考えると、
その端末として携帯電話というのは真打ちではないかと思う。

KindleiPad等の電子書籍ビューアー的な端末は今後日本でも増えてはいくだろうが、日々持ち歩くか?というには日本人のライフスタイルには「やや大きすぎる」のではないかと思う。
各雑誌がiPhoneや携帯用コンテンツの配信を開始しているし、携帯用のコミック配信も伸びているようだ。

また、通勤時間等の暇つぶし用途で見ることが多いと想定する電子書籍の場合、
やはり日頃持ち歩いている端末ですぐに購入し読むことができるのは鍵ではないか。

携帯電話でよりリッチなコンテンツを表現するには端末自体のパワーも必要で、画面の大きさ、タッチパネル等の直感的な操作、コンテンツを購入するシステム等の要因が必要なわけで、Appleは1社による仕切りという強みで、iPhoneにてあっさりとクリアしてしまった。Appleによるブランディング効果も相当大きいわけだが。

今後、Googleが無償で提供するスマートフォン用OSのAndroidがそれを追随するか?というのが2010年の携帯電話そして電子書籍のキーワードになってくるだろう。
無償提供のOSなので、各端末のメーカー、キャリアはOSの開発費を大きく削減することができることから、多数のキャリア、メーカーから端末がリリースされることも見込まれており、ポストiPhoneになる可能性も秘めている。

今後、日本のメーカーからもFerica、赤外線、ワンセグ等日本独自の機能を備えた端末がリリースされることも大いにありえる。
2010年は携帯電話、特にスマートフォンと呼ばれる分野が注目であり、
電子書籍もそれにより伸びる可能性もある。